じゅん矯正歯科クリニックの
じゅんじゅんです♪
知り合いの歯科医から
「子どもの矯正治療って
いつから始めればいいの?」と
質問のメールが来ました。
せっかくなので、
その答えを披露したいと思います。
子どもの矯正治療開始時期は
結論としては
「気になったら矯正歯科へ
相談に行くこと」です。
矯正治療開始のベストタイミングは
個々によって違うので、
早く始めればいい、というわけでは
ありませんが、
それを見極めるのは、
患者さんやその家族、
また一般歯科医にも難しいです。
相談に行ったからといって、
全員がすぐに治療になるわけでは
ありません。
また、
親御さんが気にしているところとは
別のところに問題が起きていることも多く、
早期に治しておけば、
後々の治療が楽になることも多いです。
「早く始めたら早く終わるの?」
という質問もよく受けますが、
矯正治療の最終的なゴールは
第二大臼歯(12歳臼歯)までを
きっちり咬合させることです。
第一大臼歯(6歳臼歯)まで
きれいに並んでいるけど、
第二大臼歯が交叉咬合
(すれ違ってかみ合ってない)
…というケースもよくあります。
第二大臼歯のかみ合わせに問題があると、
将来顎関節症など問題が生じやすいので、
第二大臼歯の萌出を
ある程度見極めて
問題を解消して
矯正治療を終了する必要があります。
なので、マルチブラケット
(歯を1本1本並べるワイヤーの装置)
を始める時期は、
12~15歳くらいと、
どんなに早く始めても
ある程度決まってきます。
「それなら
永久歯が生えそろった時点で
始めてもいいのでは?」
ということもよく聞かれます。
永久歯列完成前にすることは、
骨格の成長を利用して
上下顎のアンバランスを解消させること、
永久歯の生え換わりを円滑にさせること、
歯の叢生(でこぼこ)などによって生じる
上下の歯の干渉による顎の偏位
(ゆがんで生えている歯に誘導されて
歯が噛みあう時に
アゴがずれてしまうこと)
を防ぐこと、…で、
これをすることにより、
将来マルチブラケット装置に移行した時に、
マルチブラケットを装着する期間が短くなったり、
歯を抜く可能性が低くなったり、
矯正治療の目標(顔貌の改善など)を
より高く設定できたり、
いろんなメリットがあります。
気になった時がタイミング。
ぜひ矯正専門歯科へご相談ください。