じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。
夏休みももうすぐ終わりに近づいていますね。
皆さん、たくさん楽しい思い出を作られたことと思います。
夏休みを海外で過ごしたという方も多いかもしれません。
旅行はもちろん、留学やお仕事で海外生活を経験する方が多くなってきました。
じゅん矯正歯科クリニックのある大阪・本町はオフィス街なので、
患者さんの中にも治療半ばで海外への赴任が決まったり、
治療途中に帰国したりした方もいらっしゃいます。
矯正治療は装置をつけて2~3年以上はかかるのが普通なので、
たとえ国内であっても、治療の途中で転居などにより
通院が困難になる場合があります。
国内であれば、ほとんど問題なく転居先に近い矯正歯科医院をご紹介し、
金銭的にも時間的にも患者さんになるべく負担をかけないように
治療を引き継いでもらうことが可能ですが、
海外となると、少し複雑になります。
例えば、実際にあった例ですが、
ブラジルやインド、中国などで矯正治療を始めて途中で帰国した場合、
もともとの矯正料金の設定が低いので、
どんなに治療途中でも返金がないのがほとんどです。
そうなると日本に帰国した後の引き継ぎ医での治療費は
すべて患者さんが負担せざるを得ません。
日本で矯正治療は高いので二の足を踏んでいたけど
中国やブラジルに住むようになって、
矯正治療費も安いし気軽に始めた…という話を聞くと本当に胸が痛みます。
実際に途中で帰国された方の状態を診ると、
金額ほどの結果も出てないことがほとんどだからです。
もちろん、中国やブラジルにも素晴らしい矯正歯科医はたくさんいます。
矯正治療を受けたいタイミングが海外にいる間であれば、
それを我慢すべきだと言っているのではありません。
ただ、矯正治療の間に帰国する可能性などをきちんと考慮して、
その場合の対応策などを練ってから始めるべきです。