じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。
ちょっと前の話になりますが、
雑誌「Oggi9月号」に興味深い記事が載っていたのでご紹介します。
「Oggi9月号」はクリニックの待合室にも置いていたので
読まれた方もいらっしゃるかもしれません。
その中にその業界の専門家に聞くというコーナーがあるのですが、
今号では矯正歯科医なら誰でも知っている矯正歯科界の世界的権威、
与五沢文夫先生のコメントが掲載されています。
そのタイトルは
「抜かない矯正が形づくる、カッパ顔に注意報!」
この中で与五沢先生は
「多くの場合、抜かない矯正は
治療の完成度が低いと言っても過言ではありません。
矯正が必要な大人のうち、
少なく見ても80%以上は抜歯が必要です」とおっしゃっています。
また記事では
『患者を見ないうちから看板やウェブで
「歯を抜かない」と謳っている医療機関は避けるべき。
他にも聞き心地のいい“見えない矯正”や“短期間の矯正”などを
誘い文句にしている施設も要注意です。』と書かれています。
最後に与五沢先生、
「矯正治療が目指すのは、機能的に調和した美しい歯並びと口元。
単に歯を並べるだけでなく、顔のどこに前歯を位置づけるかが重要で、
顎の動きや噛む機能を総合的に整える必要があります。…
(矯正治療は)技術と経験のある専門医でないとできない仕事なのです」
と記事を締めくくっていらっしゃいました。
いつもブログや新聞で私が書いていることを
与五沢先生がそのまま伝えて下さっていて、
とてもうれしい気持ちがしました。
こういう正しい情報が矯正治療を必要とする人たちに
まっすぐ届くことができるように、
私たち矯正歯科医も発信し続けなくてはいけないなと痛感しています。