じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。
当院では毎月
歯や歯並びに対する意識を高めていただくために
というイベントを開催しています。
カフェで食事をしながら、
普段歯医者さんでは聞きにくいような歯の話を
みんなでざっくばらんに話そうよ!という企画です。
以前その会で「歯石って何?」という質問が出ました。
歯石が何となくよくないもの、汚いもの、ということは
皆さんお分かりだと思いますが、では歯石とは何でしょう?
歯石とは歯についた歯垢
(=プラーク。食べ物のカスをえさに、
細菌や細菌の毒素が絡み合ってできたネバネバしたもの)
が石灰化し、硬くなったものを言います。
歯垢は歯ブラシでかき取ることができますが、
歯石は一旦付いたら自分で取ることはできません。
歯石は言わば、細菌叢の化石みたいなものなので、
それ自体に病原性があるわけではありません。
しかし歯石の表面はザラザラしていて、歯垢や細菌が入り込みやすいため、
歯石は細菌の温床となってしまいます。
だから、毎日のブラッシングで歯垢を取り除き、
歯石を付かないようにすることはもちろん、
ついてしまった歯石はこまめに歯医者さんで取ってもらうことが必要なのです。
歯医者さんには痛くなったら行くのではなく、
痛くならないために、歯を長持ちさせるために行くという習慣が、
皆さんのお口の健康を守るのです。