朝晩はめっきり秋らしくなりましたね。
さて昨日は、名古屋・中京大学で開催された日本顔学会の「フォーラム顔学2015」に参加してきました。
会場の中京大学は地下鉄八事駅の真上。
広大な敷地で迷子になりそうでした。
中もめっちゃきれいで、こんなところで学べる学生さんは幸せですね~(‘-^*)/
学会の会員には「顔」をいう共通項でつながった様々な分野の方がいらっしゃいます。
顔や表情、文化について研究している研究者、
化粧品や美容関係の企業人、
美術関係の仕事をしている人、
そして私たちのような医療人。
顔って本当に奥深いものです。
それぞれの口演のテーマも多岐にわたり、
矯正歯科の学会とは全然違う頭を使った気がします。
最後のプログラムは
日本顔学会前会長で、東京大学名誉教授の原島博先生による講演。
「たかが顔 されど顔 やはり顔」
このうちの「美しいシワと美しいハゲを人生の誇りとしよう」の解説の中で
「『アンチエイジング』よりも『ビューティーエイジング』を目指しましょう」
という原島先生のご意見には大いに共感しました。
たくさんいいしわができるように、毎日笑って過ごしたいものです。
また「いい顔、悪い顔は人から人へ伝わる」という項目は
顔学会初代会長の故香原志勢先生のお言葉によるものだそうで、
香原先生は「いい顔も悪い顔も伝染する。
顔は自分だけのものではなく、むしろ周りにいる人たちのためのものだ。
だからこそいい顔になって、自らがいい顔を発信していきましょう!」
と常々おっしゃっていらしたそうです。
このお言葉にはとても感動しました。
私もいい顔を発信できる人になりたいと思いましたし、
またそんないい顔を作るお手伝いができる矯正歯科医という仕事を
あらためて誇りに思いました。
名古屋には短い滞在でしたが、
お昼には会場近くのカフェでオシャレなきしめんをいただき、
ちょっと名古屋気分も味わいましたよ。