マウスピース矯正ってご存知ですか?
取り外し式の透明なプレートを装着して歯を動かす方法のことです。
ステップバイステップで、今より少し歯が動いた状態に合わせて作ったプレートを1日20時間以上装着することにより歯に力を加えて動かします。
矯正歯科治療って装置をつけるのが嫌…という方に朗報と思われるマウスピース矯正。
以前から、いろんな材質のマウスピースを用いて歯を動かす…という試みはなされてきました。
その当時はちょっとした歯の歪み程度に使われるくらいで、患者さんにもあまり知られていませんでしたが、あるアメリカの会社の宣伝により日本でもマウスピース矯正というのがよく知られるようになりました。
そのマウスピースというのがアラインテクノロジー社の「インビザライン」
歯科医師の診断の下、患者さんの歯型の模型を専門の技工所に発注すると、患者さんそれぞれに合ったカスタムメイドのマウスピースが出来上がってきます。
先月その認定コースを受けてきました。
確かに患者さんにはとてもきっと好評で、マウスピースでの治療を希望される患者さんも多いと思います。
ただセミナーを受けて講師の先生の治療写真を拝見しても、やはりかなり適応できるケースが限られるとあらためて思いました。
特に著しいでこぼこや上下のアンバランスが大きいケース、歯の移動量が多くなるようなケースにはやっぱり不向きかなと思います。
矯正歯科を訪れる患者さんにはそういった症状を持っている方が多いので、なかなか自信を持っておススメできる患者さんを探すのが難しそうです( ̄_ ̄ i)
セミナー受講後、すぐにアラインテクノロジー社からはポスターやらリーフレット、説明用模型など、患者さんへのいろんな告知ツールが送られてきましたが、それらをいまだに箱から出せずにいるのはそんな理由からです(^o^;)
とはいえ患者さんには人気のあるツールですので、まずは使ってみようかなと思っています。