平成も残すところ1週間足らずとなりました。
テレビやラジオでも平成を振り返る話題が多く取り上げられ、懐かしい気持ちになったりします。
「ああこれも平成の出来事だったんだ~」と、すでに昭和と平成の出来事がごっちゃになっていたりして、つくづく自分は昭和の人間なんだなあと思ったりしています。
その一方で、私は平成元年に大学の歯学部に入学したので、歯科医師としての私は平成の時代とともに育ってきました。
先日、九州大学の医局に在籍していた時に受け持っていた患者さんから連絡をいただきました。
当時九大生だった彼は旅行で訪れたオーストラリアで、現地の人の歯並びの良さに驚き、帰国するとすぐに私が所属していた矯正歯科を受診し、矯正歯科治療を始めたのです。
その頃の私はまだ入局3、4年目で、今思えばなかなかスムーズに手が動かなかったりして、彼にもずいぶん負担をかけたように思います。
治療中に就職で愛知県へ転院することになり、最後まで私が治療を完結してあげることはできなかったのですが、九大矯正科の雰囲気を気に入ってくれていて、その後福岡へ遊びに来るときにも矯正科へ遊びに来てくれたりして、今でも年賀状のやり取りをしています。
私が大阪で開業してからも出張などのついでに寄ってくれたりして、今では弟のような存在になっています。
今回は出張で関西に来る用事があるとのことで、約5年ぶりの再会となりました。
当時まだ20歳そこそこだった彼も今では2人のパパで、会社では部下を抱える立派な企業戦士!
企業人としての心得や仕事の話、プライベートでもマラソンに空手にいろんなことにチャレンジしているという話を聞いて、私までとてもうれしくなりました。
そして何より彼の笑顔と歯並びがまぶしかったです(#^^#)
2人の子供さんも矯正歯科治療を受けているとのことで、静岡で単身赴任をしながら頼れるパパぶりを発揮している話も聞けて、とても楽しい時間になりました。
翌日、その彼から静岡への道中に撮ったという富士山の写真が送られてきました。
矯正歯科治療を通じて、患者さんと長くつながっていられるのは矯正歯科医冥利につきます。