梅雨が明けた途端、毎日猛暑が続いていますね。
最近は蝉の鳴き声で目が覚めるほどです( 一一)
7月は今日で終わりですが、夏はまだまだ続きます。
一体どこまで暑くなるんだろうと心配になりますが、8月も体力と気力で頑張りたいと思います(*^^)v
皆様も夏バテや熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
さて最近当院では他院で矯正歯科治療を受けた、あるいは他院で現在矯正歯科治療を受けている患者さんから問い合わせや相談予約をいただくことが多くなっています。
第三者の私が診ても、うまく治療されているなあというケースもありますが、ほとんどの場合「期間が長くかかっているのに治っている気がしない」とか「うまく噛めない気がする」などの訴えを患者さんご本人が抱えていて、転院を希望しているケースも少なくありません。
また患者さんに詳しくお話を伺うと「心配なことや分からないことを聞きたくても先生に質問する時間がない」とか「(まだ噛めない状態なのに)治療は進んでいるからほとんど返金はないと言われた」とか、当院で日々自分が行っている診療スタイルからするとにわかには信じがたいような話がたくさん出てきて、言葉を失うこともあります。
矯正歯科治療中であっても、患者さんが希望すればもちろん転院をすることはできますが、期間や費用などの患者さんにかかる負担を考えると、矯正歯科治療はできるだけ同じ方針、同じ治療計画のもとで同じクリニックで開始し終了するのが望ましいと思います。
転院をするとどうしても費用が重複したり(例えば検査・診断費用は転院した先の診療所でも行う必要がありますし、装置の作り直しが必要になることもあります)、期間が延長したりしまいがちだからです。
だから矯正歯科治療を受けるクリニックは慎重に選んでいただきたいのです。
そこで今回は矯正歯科専門開業医の団体である公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会が提唱する、矯正歯科を受診する際の6つのポイントについてご紹介します。
1.頭部X線規格写真(セファロ)検査をしている
2.精密検査を実施し、それを分析診断した上で治療をしている
3.治療計画、治療費用について詳細に説明をしている
4.長い期間を要する治療中の転医、その際の治療費精算まで説明をしている
5.常勤の矯正歯科医がいる
6.専門知識がある衛生士、スタッフがいる
セファロとは、頭とレントゲンカメラの位置を規格化して、頭蓋骨全体を撮影するレントゲン写真のことです。
患者さんの頭や顔の骨格のバランスを見たり、成長の予測をしたり、矯正歯科治療の診断や治療計画の立案には欠かせないものです。
それら矯正歯科治療に必要な検査を行った上で、模型やレントゲン写真を分析、診断し、なおかつそれらを患者さんが理解できるように、きちんと説明してくれるかどうかも重要なポイントです。
また矯正歯科治療は一般的に経過が長いため、途中で転勤や進学に伴う転居も可能性として検討しておく必要があります。
また想定していなくても前述のように転院を希望したくなることもあるかもしれません。
そうなった場合に次の矯正歯科医を探し、さらに治療経過をしっかり引き継いでくれるかどうか、また治療の進行具合に応じて治療費の清算をしてくれるかどうかも、ぜひ確認しておきましょう。
また治療をしてくれる矯正歯科医師はぜひ常勤であるほうが望ましいですし、さらに言えば、矯正歯科治療についての専門知識がある歯科衛生士やスタッフがいてくれるとより安心して治療に取り組めることでしょう。
まずは賢い患者になって、いい治療を受けるようにしましょう。
写真は先日治療を終えられた患者さんにいただいたタルトとシフォンケーキ。
奥様が吹田で「体に優しい」をコンセプトにしたスイーツのお店ケイクファームを営んでいらっしゃるそうで、なんとすべて奥様の手作り!
すべてのお菓子に大豆が使用されているそうです。
シフォンケーキはふわふわで、タルトはサクサク、中はジューシーでとてもおいしかったですよ(^^♪
今度はぜひお店にも行ってみたいと思います。