ブログをサボっている間に、秋が通りすぎて冬の寒さが身に染みる季節となりました。
カレンダーの残りも少なくなり、本当に月日が経つのが早く感じます。
月日と言えば、私が矯正歯科医になってからは20余年が経ちます。
矯正歯科治療に関してはそれなりに経験を積んできましたが、いまだに歯が動くことに感動すら覚えることがよくあります。
また難しいケースを前にすると、患者さんが望むような理想的な結果までの道のりがはるか遠くに思えることも少なくはありません。
それでもやるべきことを1つ1つ積み重ねていくと少しずつ道が開けてきて、ゴールまで近づいてきていることを実感できる瞬間がどの患者さんに対してもあります。
そういった成功体験にも似た経験を積み重ねられることこそが、矯正歯科医としての醍醐味なのかもしれないなと感じたりもします。
そしてだからこそ患者さん毎の毎回の調整の時間を、より大切に有効に使っていこうと思えます。
治療する私たちの立場から言えば、矯正歯科治療というものは本当に奥深くて、時間もあっという間に過ぎるように感じます。
しかし治療を受ける側である患者さんにしてみると、矯正歯科治療に興味はあっても、その長い期間が高いハードルになってしまって、開始するのを躊躇してしまうという話もよく聞きます。
でも始めてみないことには何も始まらないし、何も変わりません。
私の大好きなスガシカオさんが作詞した『夜空ノムコウ』には「あの時の未来に僕らは立っているのかな」というフレーズがあります。
1年前の1年後、3年前の3年後に今日という日がやってきたのと同じように、今日の1年後、3年後も必ずやってきます。
その時に「あの日やってたことが今につながっているんだなあ」「あの時矯正治療を始めてよかったなあ」と思ってもらえるように、矯正歯科治療のことをもっと伝えていけたらいいなと思います。
御堂筋では毎年恒例の「御堂筋イルミネーション」が始まっています。