昨日ご飯を食べながらテレビをつけたら
NHKで「プロフェッショナル 仕事の流儀」という
番組をやっていました。
以前「プロジェクトX」は当初毎週のように観ていて
あのテーマ曲は今でもカラオケの十八番です(笑)
話がそれてしまいました
昨日のプロフェッショナルは
彼女は中東やアフリカなどの紛争地へ赴き、
国家規模の武装解除を行うのが仕事です。
彼らが武装する理由と根本から向き合い、
村人1人1人の声に耳をかたむけ、
現実と闘う、非常に根気の必要なお仕事です。
一旦、武装解除がうまくいっても
その後、その国の経済状態や環境が整わなければ
また兵士に戻ってしまう…
そんな悲しい現実をいくつも見てこられたそうです。
今彼女がいちばん心を痛めて取り組んでいるのが
少年兵の社会復帰だそうです。
学校へ行きたくても徐隊が認められない、
家族が殺されて帰る場所もない、
夢を持つことすらできない…
そんな少年たちに彼女は限られた時間の中で
心を砕き、話を聞こうとします。
でも、何を期待しても無駄だと
なかなか心を開こうとはしない彼らのために
彼女は自ら問題解決のために動きます。
それを見て徐々に彼らは気づくのです。
「これは僕自身の人生だ」と。
「人生は、自分の手で、変えられる」と。
私はこの番組を観ながら
今自分がすべきことをリンクさせていました。
以前出会った中学生の患者さんの話です。
その子の口癖は「だるい」「なんかおもんない」
そこで、私はある日彼女に聞きました。
「大人になったら、何になりたいの?」
それに対して
「別に。大人になんかなりたくない。
ずっと今のままがいい。
20歳とかなったら人生終わりや。
毎日仕事ばっかりしてしんどそうやし。
ずっと学生がいい。」
この返答に私は思わず絶句しました。
気を取り直して
「そんなことないよ。
大人になってからの方が絶対楽しいよ。
現に私、今がいちばん楽しいよ」と言うと
「へえ、そんな人うちの周りにはあんまりおらん。」
現代の日本は
昨日の番組に出ていたような紛争地域ではありません。
なりたいものややりたいことがあれば
何にだってチャレンジできる。
なのに、なぜそんなに若者は夢を持てないのかしら?
もっとかっこいい大人が増えればいいんじゃない?
と思うんです。
子どもが思うかっこいい大人ってどんなんでしょう?
きっといろいろありますよね。
歯ならびや歯を通して
子どもやあこがれるような
かっこいい大人が増えるお手伝いをしていくこと。
そして、日本を
目がキラキラ輝く子どもや大人があふれる元気な国にすること。
それがじゅん矯正歯科クリニックの目標です。