ついにゴールデンウィークも明けましたね。
勤め人だった頃は休暇が終わるのが何とも憂鬱でしたが
開業した今は、何か違うものを感じます。
今日からまたやったるぞみたいな…
(すみません、私の中のおっさんが顔出しました。笑)
さて、今日はちょっと前に聞いた興味深いお話を書きます
私の知人で、某大企業で
労働衛生に関するお仕事をしている方がいます。
企業では従業員の数によって、
社内に診療所(内科や歯科など)を設けることが
法律により定められています。
その企業では長年、
歯科にかかる健康保険の企業負担金が
とても莫大なことに頭を悩ませていたそうです。
そこで、
歯科の受診率が減少すれば、
あるいは、受診するにしても
軽度のうちに受診する人の数が増えれば
健康保険費用が減少するに違いない!と
社員全員に歯ブラシとフロス、歯間ブラシを
歯みがきセットとして配ったそうです
大企業だけあって社員の数も多く、
それにかかった費用は、1年間の保険費用を上回る
莫大なものだったそうです。
しかし、それから社員に歯みがきの習慣がつき
社内では食後、あちこちで歯みがきをしている姿が
見られるようになりました
そして、徐々に社員たちの虫歯や歯周病の罹患率が減少し
受診する人も軽度のうちに歯科へかかるようになったため、
全体の健康保険費用は
歯みがきセットの配布費用が2、3年でもとが取れるくらい
激減したそうです。
そして何よりも社員の多くの歯が長持ちするようになったそうです
日本人は歯科への受診率が欧米に比べると
まだまだ低いといいます。
痛くなってからしか歯医者に行かないという人も
多いのではないでしょうか?
でも、結局それは不経済なんです
予防や矯正にお金をかけるのって
一見高いような気がするかもしれません。
でも、悪くなる前に予防する、
また、悪くなりにくい環境を作るために矯正する。
これって実はとってもお得な先行投資なんですよ