じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。
新型インフルエンザの騒ぎも
少し落ち着いたようですね。
マスクをしている人の数も
かなり減りました。
マスクをしている間は見えなかった
顔の下半分がまた見えるようになり
電車でもやっぱり口元や歯ならびに目が行きます。
過去2回にわたり
歯を抜くことの意味について書いてきました。
今日は抜歯についての
歴史的背景を書きます♪
矯正治療の歴史を語る上で
重要な人物は何人かいますが
その中でもTweedの業績は素晴らしいもので
矯正歯科医にその名を知らない人はいません。
彼は臨床経験を積むに従い
非抜歯で治療した患者さんの
後戻りと口元の突出感に悩み
抜歯を伴った治療に挑みます。
抜歯・非抜歯論争は
いつの時代でも終結することはありませんが
彼は非抜歯論の強かった1940年前後のアメリカで
ケースによっては抜歯が必要であることを
発表しました。
当時はこの意見が
なかなか受け入れられませんでしたが
彼の経験と治療後の安定性が
言葉なくとも物語り、
その後の矯正歯科の発展に
大きく貢献したのは周知の事実です。
矯正治療における
抜歯の必要性について語られるときに
よく引き合いに出されるのが
オーストラリアの先住民族アボリジニの話です。
彼らはとても歯ならびがよいことで知られますが
もともと彼らは自然に近いところで生活しているため
食物に砂や小さい石が混じることが日常的にあり
そのため
生涯を通じて歯が少しずつ摩耗して
歯の大きさが小さくなるのだそうです。
その量は歯1本分くらいにあたるとも言われています。
現代の食生活においては
そんなに歯が顕著にすり減るようなことはありません。
また、あごの小さな小顔が好まれる昨今
歯をきれいに、理想的な位置に並べるためには
抜歯という手段が選択されることもあるのです。
もちろん、抜歯をするにしても
ちゃんと患者さんへ説明をして
十分に納得していただくことは大前提です!
治療前も治療を始めてからも
分かりやすく説明します♪
こんなの始めました♪
いろいろ集まっておもしろいですよ♪
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