私が子どもの頃は、夏休みと言えば8月31日まで!というのが当たり前でしたが、最近はそうではないようですね。
当院の小・中学生の患者さんたちに「夏休み、いつまで?」と尋ねると、「8月24日まで」とか「27日まで」とか教えてくれました。
どうやら前倒しで2学期が始まる学校が多いようです。
それにしても最近の子どもたちは本当に忙しそうです。
学校はもちろん、習い事や塾など、1週間のスケジュールがみっちり詰まっていて、もしかしたら大人よりも忙しいんじゃない?と思うこともよくあります。
子どもの矯正歯科治療は、大人で始める場合と違って成長を利用することができるため、早く始めることで良好な結果が得られます。
よい咬み合わせときれいな歯並びのために、子どもの時期から矯正歯科治療に取り組むことはとても価値ある投資だと言えます。
その一方で、子どもの矯正歯科治療では取り外しの装置を使ったり、舌や口の周りの筋肉のトレーニングが必要だったり、患者さん本人やご家族の協力が必須であることから、実際問題として、忙しい毎日の中で矯正歯科治療に対する優先順位を上げてもらうことが難しいなと感じることもあります。
長い人生の中で、また限られた24時間の中で、お子さんにとってどういう優先順位を付けてあげるのがいいか…
もちろん矯正歯科医の立場であれば、矯正歯科治療を優先順位の上位に持ってきていただきたいのは山々ですが、それぞれの家庭にそれぞれの優先順位があって当然です。
矯正歯科治療がお子さんの将来に向けての財産になるように、患者さんやご家族の思いと一緒に伴走できたらいいなと考えています。
先日実家の母が私の大好きなぶどうと梨を送ってくれました。
いくつになっても娘のことを心配してくれる親の存在はありがたいものです。