矯正装置を付けたばかりの時は、装置の違和感があるのはもちろん、装置が舌や頬っぺたに擦れて口内炎ができてしまうこともあります。
口内炎ができてしまうと、食事がしにくかったり、口内炎に装置が当たって治りにくくなったりするので、なんとかその前に対処したいものです。
そこで当院では最初に装置を付けたときに、器具をカバーするための専用のワックスをお渡ししています。
使い方は次の通りです。
舌側(裏側)矯正装置の模型で説明します。
模型の左側に置かれているのが装置をカバーするための専用のワックスです。
装置を付けた直後は特に引っかかるところやチクチクするところがなくても、しゃべったり食べたりしてみるとなんか舌や頬っぺたがこすれるなあということ、ありませんか?
そうそう、 こういうところ、舌に当たりやすいですよね。
そんなときはこのワックスの出番です!
まずは、ここが当たるんだよなーと思われる装置の周りの唾液をティッシュペーパーやガーゼでよく拭き取り、乾燥させます。
次にワックスを装置がちょうど隠れるくらいの大きさにちぐって丸めます。
ワックスが冷たいと固くなっていますが、手で練り練りしていくうちに軟らかくなります。
軟らかくなったワックスを乾燥させた装置にペタッと押し付けて、装置を覆ってしまいます。
この時、装置やワイヤーの裏側にもしっかりワックスを押し込むのがコツです。
ワックスで装置が覆われたことで、食べたりしゃべったりする時の舌や頬っぺたへの違和感が軽減されます。
ワックスはクリニックでお渡ししています。
ぜひ試してみて下さいね!