矯正装置について
矯正治療を始める前っていろいろ不安だらけですよね。初めてつける装置だし、しかも一旦つけたらそう簡単には外せないって言うし…そうですよね。
私の元患者でしたから、その気持ちはとてもよく分かります。その不安の1つが矯正装置でしょう。
矯正装置をつけても意外と気付かれない?!
【唇側(しんそく)装置】
矯正装置というと・・・
「ギラギラの金具をつけるんやろ?」と言われることがあります。たしかに以前はそうだったようですが、現在では材料も技術も進化し、歯につける装置自体も小さくなったり目立たなくなったりして、表からの装置でも あまり気づかれないくらいになりました。
装置をつけた直後に友達になんて言われるかドキドキしていたのに全然気付かれずにちょっとがっかりした…なんて声も時々聞いたりします。実際私も治療を始めてしばらく経ってから頻繁に会っていた歯医者の友達に「あれ?じゅんちゃん、矯正治療してたの?」なんて言われ、あきれたことがありますが、意外とそんなものかもしれません。
見えにくい装置を使った矯正
【舌側(ぜっそく)装置】
それでも…という方には裏から見えにくい装置もあります。
以前は「裏からの装置は治りが悪い」とあまりよくない評判もありましたが、これも様々な技術の進歩により最近では同じ程度のきれいな治療成績を残せるようになりました。
ただ、見えにくいという利点の裏には違和感やしゃべりにくさという欠点もあります。
また、下の前歯の裏側近くには唾液線の開口部があるので歯石がたまりやすい、不潔になりやすいので特に歯みがきは念入りにする必要があります。また、下の歯はあまり目立たないという理由から上は裏から、下は表から、というコンビネーションのバージョンもあります。
どれも一長一短ありますが、きれいな歯並びを得るためには必要な装置です。 ご自分のライフスタイルや症状に合わせていちばんいい方法を選びましょう♪